聖ヨハネ准司教座聖堂 (St.john's Co-Cathedral)
この聖堂はマルタで一番忘れられない建物です。
外見は地味でしたが内部を観た時あまりの美しさに
言葉も出ませんでした。

床の一枚一枚の大理石細工の絵、柱一本一本が
騎士のお墓になっています。
不思議だったのが天井に描かれた見事な絵画の柱の横にいる信者たちの絵。
何故か柱に信者たちの影があるんです。どうなっているのでしょう?
実はここでフィルム2本ほど使ったのですが、ストロボ撮影が出来なく
三脚も持っていなかった為、殆どがボケてしまいました。( 涙 )
聖堂の中は空気が張っていて、いつ行っても身が引き締まる思いがしました。
そして私はそんな空間が好きで、毎日訪れました。
ヴァレッタから見たスリーシティーズ。
( Vittoriosa ), ( Senglea ), (Cospicua ) の三つの街で成り立ってます。
ヴァレッタの街を散歩するのも好きでした。
歩く度に当時の様子をうかがい知る発見が
有るためです。
たとえば階段の段差の低さ。
これは鉄の鎧を身につけて上り下りの事を考えていた
為だそうです。
これだけでもヨーロッパらしいなあと思いました。
日本の石段とは全然違いますね。